2008年12月3日

NYC1  2008/12


 12月3日、午前11時発のNH010便でニューヨークへ。今回は向こうの日系のソサエティで「ハッピーフライト」を上映するために渡米。舞台挨拶と取材の予定。滞在は4泊の予定。ニューヨークに行くのはなんと17年ぶり、前に来たのはたしか22歳の冬。時間が経つのは速い!当時はモデルの仕事で来た。23歳でモデルの仕事はやめようと思っていたので、丁度、就職をどうしようか迷っていた時期だった。当時、仕事の途中、ニュージャージーから見たマンハッタンの夜景に感動した。人間の作り出した壮大な景色を見ているうちに、いろいろ考えていてもしょうがない、ええい、やりたいことをやろー、と思って俳優を始めた。とにもかくにも世界の中心、いろんな刺激を受ける街だ。17年経って、街並みも当時と変わっているのだろうか。
12月3日の午前11時に出発して、NYに付いたのが同じ3日の午前9時。13時間のフライトをしても、ちょっと時間が戻った。不思議な感じだ。タイムマシンに乗った感じでバックトゥーザフューチャーのデロリアン気分。帰りは時間が一気に進んで浦島気分なのだろう。アメリカの入国は厳しいので1時間くらいは審査にかかるかと思っていたが、空いていて10分くらいで外に出られた。
 そのままバスで近くのホテルへ行き、衣装に着替えてスタンバイ。外はやはり寒い。北海道くらいの緯度だそうだが、相当寒い。分厚いコートを持ってきておいて良かった。そしてバスでブルックリンブリッジに行って、New Yorkのビル群をバックに「NYにやって来ましたーっ!」という場面をテレビカメラで撮り、再びバスに乗りブルックリンブリッジを渡り、いよいよマンハッタンへ。17年前とあまり景色は変わっていなかった。違いはあちこちの道路から噴出していた蒸気が無くなっているコトくらいだろうか。でもなにかワクワクする街だ。マンハッタンはすごく渋滞していてなかなか車が進まなかった。時間がないのでタイムズスクエアの手前でバスを降りて徒歩移動。タイムズスクエアで取材写真を撮り、そのまま国連本部近くのジャパンソサエティへ。
 打ち合わせをして映画上映終了後に舞台挨拶を行った。現地の全日空のスタッフが手伝っていて、受付から映画館に入るまで、空港でチェックインして飛行機に搭乗するみたいな演出になっていて面白かった。お客さんは日本人半分、外国人半分。みなさん喜んでもらえたようで良かった。今回の映画はヒコーキを舞台にした、そこに働く人たちのお仕事ムービー。コメディ要素も在り、感動も在りで海外の人にも通じるテーマだった。

 2回目の舞台挨拶まで1時間くらい空いたので、歩いて近くのRITE AIDという24時間営業の薬局へ。そこで現地のプリペイド携帯を購入。本体は7ドルで2ドルの通話料込み。普通に棚にぶらさがっているので、それをレジで買うだけ。現地の携帯は通話料がお得で気軽に使えるので、ハワイやアメリカのショッピングモールで家族や仲間と別行動する時や、「ちょっとロビーに集合」などの連絡がしやすい。各国に行くたびに現地で買った携帯がかなり増えてしまった。どちらにしてもいつも日本で使っている携帯がそのまま世界中のほとんどの場所ででも使える便利さは、やはりスゴイ。こっちでは女の人でもBlackberryやiPhone、HTC等のスマートフォンを使っている人をよく見かける。
2回目の舞台挨拶も無事に終了、ホテルにチェックイン。ホテルはレキシントンAvと57th通りのミッドタウンだった。セントラルパークの直ぐ下の右側。ホテル近くのベトナム料理屋で夕食。とりあえずキャンペーンも一段落で、みんなで乾杯。その後、疲れていたのでホテルに戻って就寝。日本出発からそのまま仕事だったので、30時間ぶりに横になった。明日は街を歩いてみよう。